1 特別展「青函を旅した文人たち」
平成28年7月9日(土曜日)から9月22日(木曜日・祝日)
時間
9時から18時(7月9日は10時オープン)
休館
7月28日(木曜日)・8月25日(木曜日)
会場
青森県近代文学館企画展示室
入場無料
島崎藤村は明治37(1904)年7月、「破戒」出版の相談で義父を訪ねるため、青森から函館へと渡った。同年9月、石川啄木は野辺地に伯父を訪ねた後、青森から連絡船・陸奥丸に乗った。『三千里』の著者・河東碧梧桐は、明治40年に青森と北海道を往来している。宮沢賢治は大正12(1923)年夏、青函連絡船に乗り、樺太旅行へと出発。この旅で「青森挽歌」をはじめとする作品群を生み出した。大正14年に青森県内を巡遊した与謝野鉄幹・晶子夫妻は、昭和6(1931)年には函館へ旅行。石川啄木の墓参を果たし、今日、立待岬には夫妻の歌碑が置かれている。青森と函館、両地を旅した文人たちの足跡を貴重な資料とともに紹介する。
見どころ
- 島崎藤村『若菜集』初版本
- 島崎藤村書簡(はがき)
- 石川啄木書簡(はがき)
- 石川啄木原稿「雲は天才である」(日本近代文学館蔵)
- 石川啄木自筆履歴書(日本近代文学館蔵)
- 河東碧梧桐短冊
- 宮沢賢治原稿「青森挽歌」ほか(複製)
- 宮沢賢治『春と修羅』初版本
- 与謝野晶子書簡【初公開】
- 与謝野晶子歌軸自選二百首
2 特別展「青函を旅した文人たち」文学講座
文学講座1
平成28年7月24日(日曜日)13時から16時
与謝野寛・晶子、海峡をわたる思い
櫛引洋一(弘前市立郷土文学館企画研究専門官)
石川啄木の青森・函館~浜薔薇の花の香りにいざなわれて~
山本玲子(啄木ソムリエ・岩手県文化財保護審議会委員)
会場
青森県総合社会教育センター大研修室(青森県立図書館となり)
文学講座2
平成28年8月21日(日曜日)13時から16時
津軽海峡を越えた藤村......要吉、雨雀との出会いとその後
竹浪和夫(下北文化社代表)
宮沢賢治・詩「青森挽歌」から童話「銀河鉄道の夜」へ
牛崎敏哉(宮沢賢治記念館副館長)
会場
青森県総合社会教育センター大研修室(青森県立図書館となり)
3 特別展「青函を旅した文人たち」日曜講座
日曜講座
平成28年9月11日(日曜日)14時から15時
青函を旅した文人たちの諸事情
伊藤文一(当館室長)
会場
青森県立図書館4階研修室
4、特別展「青函を旅した文人たち」図録
『青函を旅した文人たち』(価格1000円)
目次
開催にあたって
01青函連絡船についてー鉄道開業の頃から貨車航送実現までー・・・ 佐藤良宣
03藤村と津軽海峡 ・・・竹浪和夫
05島崎藤村略年譜
06島崎藤村の作品より
07青函連絡船上の啄木・・・ 西脇巽
09石川啄木略年譜
12河東碧梧桐の来県と青森県俳壇 ・・・舘田勝弘
13河東碧梧桐略年譜
14河東碧梧桐『三千里』より
15詩「青森挽歌」と宮沢賢治 ・・・牛崎敏哉
16遠くへいった妹への挽歌
18宮沢賢治略年譜
19与謝野寛・晶子、海峡をわたる思い ・・・櫛引洋一
21与謝野寛・晶子略年譜
22与謝野寛・晶子の青森・函館
22青函を旅した文人の文学碑
資料紹介
出品・協力者
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(2)FAX:017-739-8353
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