1928年(昭和3年)から1945年(昭和20年)
画像: 『青森県文化』創刊号。
青森県立図書館の月刊機関誌として『青森県文化』の刊行を開始した。
「当地の様に郷土誌も少なく館報もなく協会報もなく、又特殊の機関紙等を持たない所では何もかも一丸としたものを以てするのが何より便利」(「刊行の言葉」『青森県文化』1939年7月 創刊号)との考えから、県立図書館の活動状況を伝えるばかりでなく、漢詩や随筆を連載し、青森県の歴史・民俗・民芸などに関する郷土史家の研究成果についても積極的に取り上げて好評を博したが、一部からは「時局認識のない不届者」(岳洋「館界余韻(4)」『青森県文化』1939年7月 1巻4号)との批判を受けた。