上北地区の文学碑・ 第10回「光と風のプロムナード野外文芸館」優秀作品 | |
| |
![]() | 十和田市官庁街通り |
○短歌 ・吾子の猫くわれの背丈はグイと伸び 雲と肩を並べて立てり 日野口 晃(青森県十和田市) ・あの雲は泪の粒でできている 失くした恋がきらめいている 松尾 タイ(青森県八戸市) ・スマッシュを決めたあなたは白い歯を 見せて入道雲を拳で突いた 小橋 辰矢(岡山県瀬戸内市) ○俳句 ・孤独こそ自負八月のちぎれ雲 安達 秀幸(東京都目黒区) ・発想は雲に及ばずハンモック 松川 青雅(青森県五所川原市) ・一片の雲の点景ミモザ咲く 永野 啄(福岡県古賀市) ○川柳 ・雲食べてもっと大きな雲になる 北山 まみどり(青森県黒石市) ・飛行機雲一直線に君の胸 前原 正美(大阪府河内長野市) ・八月の雲を無題にしてならぬ 高橋 岳水(青森県弘前市) | |
「上北地区の文学碑」一覧に戻る |